エリアトラウトを中心に近年はアジングを中心にライトゲームでもユーザーが急増中のZPIのカスタムハンドルファンネル。
もともとライトゲームにはダブルハンドル派だったのですが、ファンネルを使うようになってわざわざリールを重たくしてしまうダブルハンドルチューンに疑問を抱くようになりました。
リールのバランスが良くなったり巻きのフィーリングの向上などファンネルのメリットは計り知れないのですが、そんなファンネルが廃盤という噂が入ってきました・・・。
ZPIのカスタムハンドル ファンネルが廃盤
秋めいて来てアジングシーズン突入というこのタイミングで、ファンネルユーザーにとってとてもショッキングなニュースが入ってきました。
どうやらZPIの大人気カスタムハンドル『ファンネル』が今期で廃盤になる模様です。
廃盤になる時期は定かではありませんが、2019年早々に生産が終了するようです。ソルト用にリリースされたシーファンネルはどうなるのかわかりませんが、ファンネルが廃盤になるので派生モデルのシーファンネルも廃盤なるのではないでしょうか・・・。
そもそもファンネルって何?
ファンネルとはZPIから販売されているカスタムハンドル。ハンドル長によって変わりますが、ファンネルは約12gという軽さが売りのカスタムハンドルです。軽さ以外にも37.5mm~2.5mm刻みで50mmまで選べるバリエーション豊かなハンドルです。これだけ多くのラインナップから選ぶことができるので、自分に合ったハンドル長が見つかるはずです。
ボクの場合は1000番のノーマルギアには47.5mm。2000番〜2500番には50mmを使っています。
ファンネルの特徴ですが、ボススカートとカーボンチューブの角度の関係でベールのオートリターンをするとラインローラーの位置次第ではハンドルと接触することもあり、マニュアルリターン専用となっています。
ダイワのスピニングでオートリターンをする人はほとんどいないと思いますが、ラインローラーに接触する事があるほどハンドルノブの位置がリールに近くなっているということです。ベイトリールのクランクハンドル同じくノブがリールに近ずく事でフィーリングの向上に貢献しています。
軽さがもたらすメリット
何でも軽ければ良いわけではありませんが、軽さ=感度ということも事実です。特にスピニングリールの場合はスプール重量とハンドル重量は軽い方が良いと考えています。
今回はスプールの話には触れませんが、ハンドルがなぜ軽い方が良いと思うのかについて少し触れてみようと思います。あくまでも素人の勝手な考えなのでご注意ください。
一般的に純正ハンドルの重量は20g前後だと思います。
一方でファンネルの重量は約12g!!(当然ハンドル長によって前後します)
15イグジスト2505Fの純正ハンドルと(ノブは交換していますので、実際にはもう少し軽いはずです)ファンネル50mmの比較です。
たったの7g、7gも違う・・・どう捉えるかは人それぞれかと思いますが、個人的にハンドルの7gの差はとてつもなく大きいと思います。勿論軽量化という面でも7gの差は大きいですが、リールの左右のバランスという事でも7gの差は大きいです。
反対側にバランサーを付けて左右のバランスやタックルバランスを調整する方法もありますが、ボクはあまり好きではありません。バランサーというよりパテントの問題でリー○ス○ンドと言えない苦肉の策かと・・・笑
話が逸れましたが、ハンドルが軽いことのメリットについて。
- リーリングの際にハンドルは円運動を繰り返します。円の外周であるハンドルノブが軽くなることでリーリングの時の力のムラが軽減されます。
- ベイトリールのスプールと同じく、『ハンドルもどこが軽いか』が重要でスカートよりも先・・・シャフト部分から先が軽いハンドルは慣性モーメントが低く初動が軽く、止めたいところで止めることができる・・・はず。
シングルハンドルなのでダブルハンドルのようにハンドルが勝手に回らないということはありません。手を離せば勝手に動いてしまいます。
勝手にハンドルが回らないように、直ぐにノブを掴めるようにダブルハンドルを使って来ましたが、ダブルハンドルにすることによる重量増というデメリットの方がメリットを上回るように感じたのでダブルハンドルをやめて軽量で巻き始めが軽く、繊細にリトリーブできるファンネルを愛用するようになりました。
ファンネルを使うようになって気がついたのですが、アクションからフッキングまでの一連の動作の中でハンドルノブから手を話している事ってほとんどない事に気がつきました・・・。10年弱愛用して来たダブルハンドルよりもファンネルがもたらす軽さのアドバンテージの方が大きい事に気が付いた瞬間でした。
ファンネルがモデルチェンジするって本当?
エリアトラウトを中心に大人気のハンドルなのでリニューアルして再びリリースするようですが、発売時期やその他の詳細は全く明かされていません。
勝手な予想ですが、さらなる軽量化が施されて発売されるのではないかと思っています。しばらくの間ファンネルが市場から消えることになるので気になっている人は今のうちにゲットしておくといいでしょう。
需要は多いハンドルなので中古でも価格が高騰するかもしれませんので、買うなら今の内かもしれません。
ファンネルの純正ノブもいいのですが、アジングで使う場合はより薄くて軽いキャップインフラットノブに交換する事でより使いやすくなりますよ。2000番以上には使っていませんが、ジグヘッド単体で使うような1000番クラスに付けているファンネルはハンドルノブも交換しています。
廃盤までにファンネルを2つほど追加しようと思います。