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メタニウム mglとクロナークmglは一体何が違う?キモはブレーキ設定にアリ

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アイキャッチ画像出典:http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/4655

クロナークmglはシマノから発売されているタフネスなバーサタイルリールです。

 

シマノのバーサタイルリールの代表格【メタニウム mgl】と同じ『伝統の34mm径22mm幅』スプールを搭載しています。また、2017年に発売されたクロナークmglにはMGLスプールが搭載されました。

 

しかし、同じMGLを謳うメタニウムmglとはキャストフィールがあまりにも違う・・・。そんな声がチラホラと聞こえてきます。

 

ボク自身も使ってみてメタニウムとの差を感じてしまったのですが、ある方法でメタニウムmglのような軽快なキャストフィールに変貌します。今回はメタニウム mglとクロナークmglの違いと『コツ』について書いていきます。

メタニウム mglとクロナークmglの決定的な違い!

 

価格帯でクロナークmglはメタニウム とスコーピオンの間に位置します。メタニウム mglよりも約4000円ほど安い下位グレードになるので当然性能的に劣る部分はあります。

 メタニウム mglクロナークmgl
スプール径34mm34mm
ラインキャパ12lb -100m、14lb -90m、16lb -80m12lb -130m、14lb -110m、16lb -100m
サイレントチューンの有無有り無し
ボディHAGANEボディCI4+
自重175g185~190g

 

出典:http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/4655

メタニウム mglは70番、クロナークmglは150番サイズのMGLスプールなのでラインキャパは大幅に違います。自重はどちらも十分軽量な部類に入るのですが、ボディ素材が金属と樹脂という違いがあります。

 

スペックだけではわかりにくいことですがリールの高さはほとんど変わりませんが、クロナークmglの方がロングボディとなっています。ボディが長くなることでパーミングした時の手の平への収まり加減が変わってきます。

 

トップやジャークベイトのような操作系のルアーにはこの大型のボディが仇となり一般的な成人男性の手の大きさでもやや不満を感じるかもしれません。

 

そしてメタニウム mglとクロナークmglの決定的な違いがブレーキシューのサイズが違うことです。

 

出典:http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/4655

 

メタニウムmglとクロナークmglはここが違う

  • メタニウムmglのMGLスプールにはSサイズのブレーキシュー
  • クロナークmglのMGLスプールにはMサイズのブレーキシュー

 

両機種のキャストフィール違いはブレーキシューの大きさが違うということです。当然Mサイズの大きなブレーキシューが搭載されている分より強くブレーキが掛かってしまいます。

 

MGLスプールが搭載されたリールは出荷段階でブレーキシューが4つ全てオンの状態で出荷され、4つ全てオンの状態で細かな調整は外部ダイヤルでの調整を推奨されています。

 

つまりクロナークmglとメタニウムmglで同じルアーを投げ比べた時に『飛ばない』『レスポンスが悪い』と感じてしまう原因はブレーキシューのサイズによってブレーキの掛かり方が全く違うからだということです。

クロナークmglをメタニウム mglのように爽快なフィーリングで使う為のコツ

メタニウムmglとクロナークmglではキャストフィール、飛距離が違うという話をしましたが、『価格』が違うのだから飛距離が違うのは仕方ないと諦めては勿体無いですよ。

 

クロナークmglにはMサイズのブレーキシュー、メタニウムmglにはSサイズのブレーキシューが搭載されているという違いがある為ブレーキシュー1個あたりで掛かるブレーキの強さが違います。

 

クロナークmglでメタニウムmglのように軽快にキャストするコツ

  • クロナークmglにはMサイズのブレーキシューが付いているのでブレーキ力が強い
  • 出荷段階の4つオンのままでは過剰ブレーキになっている可能性がある
  • メタニウムmglのフィーリング、飛距離に近づける為には『ブレーキシューを1〜2個オフ』にしてみる

 

投げるルアーの抵抗によってはブレーキ不足になる事もありますが、メタニウム mglのようなスコーンっと抜けるようなキャストフィール、飛距離を出す為には内部のブレーキシューを1〜2個オフにしてみましょう。

 

たったこれだけのことでキャストフィール、飛距離が大幅に改善されますよ。個人的にメタニウムmglは10g〜14g前後が快適に扱えるリールという感覚なのですが、クロナークmglもブレーキシューの数を調整する事でそれに近いフィーリングに変わります。

 

まとめ

メタニウムmgl、クロナークmgl共にシマノ伝統の34mm径スプールを搭載したバーサタイルリールです。ボディ素材の違いなど様々な細かい違いはありますが、メタニウム mglの『MGLスプール』の評判の良さからクロナークmglにも期待した人も多いのではないでしょうか?

 

満足している人もいると思いますが、満足できていない人は内部のブレーキシューをいじってみてください。少しブレーキシューをオンにしている数を減らすことでキャストシールは激変するはずです。

 

現地でブレーキシューを調整するときはサイドプレートを落とさないように注意しながら作業してくださいね。

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