リールについて

【メタニウム MGL】ダイワ派がシマノのバーサタイル機を使ってみた

投稿日:2018年7月26日 更新日:

どうも、早速ですがタイトルの通りダイワ派の私が久々にシマノのリールを買ってみました。

 

元々はシマノ派だったのですが、最後にシマノのベイトリールを購入したのは12アンタレス以来。

 

評判の良くないSVSインフィニティまでが私のシマノリールの経験値です笑

 

以前は07メタニウムMgをメインリールとして、ロッドも今はなきシマノの名竿ファイナルディメンションというバリバリのシマノ派アングラーでした。

 

ちょうどファイナルディメンションが廃盤となり、ジャッカル×シマノのポイズン・グロリアス発表ぐらいのタイミングで一旦バス釣りを引退したので、本当に久々のシマノリールです。

 

最近はボートがメインということもありストレスフリーなダイワリールばかり使ってきました。

 

唯一ずっと所有していた12アンタレスをたまにマグナムクランクに使うことはあったのですが、良い噂しか聞かないNEW SVSインフィニティに進化したMGLスプールを搭載したシマノの伝統【メタニウム 】に期待が高まります。

 

メタニウム MGLとは?

そもそもメタニウム MGLとは?バス釣りをする方なら誰でも知っているであろうシマノの伝統とでも言うべきバーサタイルリール【メタニウム 】シリーズの現行モデル。

 

2016年に13メタニウム からたったの3年でモデルチェンジしたシマノユーザー泣かせのシマノの売れ筋リールです笑

 

00メタニウム Mg→07メタニウム Mg(Mg7)→13メタニウム Mg。今までロングライフだったメタニウム シリーズですが、13からのモデルチェンジ・・・。

 

きっと3年のモデルという早すぎるサイクルには大いなる進化が隠されていることでしょう。

 

13メタニウム からの何が変わったのか?

メタニウム MGLは2016年に13メタニウム からモデルチェンジしたメタニウム シリーズの現行機種。この早すぎるモデルチェンジで何が変わったのでしょうか?

 

まず従来のスプールがMGLスプールに変更されました。

 

次にオイルが切れると異音がするとあまり評判の良くなかったSVSインフィニティがNEWSVSインフィニティーに変更されました。

 

ボディはHAGANEボディ、そしてサイレントチューンも施されています。

NEW SVS インフィニティーとは

ブレーキの変更も大きな進化ですが、メタニウム MGLにはNEWマグナムライトスプールが搭載されています。

 

 

そんなところに穴を開けていいの?っていうところが肉抜きされています。

 

今までのブランキングと言えばスプールの中心部分ですよね?しかし、NEWマグナムライトスプールはスプールの外周にブランキングが施されています。

 

従来のSVSインフィニティーとパッと見ただけで違いに気がつくほどブレーキユニットが変わったのですが、このNEWインフィニティーは出荷段階のまま4つオンにしておくだけでOK。

 

後は現場で外部ダイヤルを調整するだけで従来のSVSの1〜6と同等の調整幅を持たせているというブレーキです。(遠心ブレーキなのに内部は触らず外部だけで調整ってすごいことですよね)

 

外部ダイヤルを調整することで、サイドプレート側のブレーキパイプが上下することでブレーキの掛かり具合の強弱を調整するという仕組みです。

 

 

この仕組みは従来のインフィニティから共通ですね。

 

NEWマグナムライトスプールとNEWSVSインフィニティーの相乗効果により外部調整のみでほとんどの状況に対応できるリールへと進化したわけです。

 

メタニウム MGLのギア比の展開は?

メタニウム MGLには3パターンのギア比が用意されています。

 

メタニウム といえばこれ!!なギア比6.2:1。そして7.4:1、8.5:1のハイギア、エクストラハイギアの3パターンで巻き物からカバー撃ちまで網羅したラインナップとなっております。

 

ノーマルギア6.2:1の使い所・用途

個人的にメタニウム と言えばギア比6.2:1。このギア比を想像してしまいます。

 

このスタンダードなギア比の使い所はズバリ!バーサタイル!!オカッパリでも巻き物がメインという場合はノーマルギアが適しています。

 

最大巻き上げ長66cmでハイギアモデルと比較すると回収スピードは劣りますが、極端に遅いわけでもないのでワームの釣りにも十分対応できるバーサタイルなギア比です。

ハイギア7.4:1の使い所・用途

俗に言うハイギアってやつです。最大巻き上げ長79cm。

 

現代のバーサタイルといえばこのハイギアモデルを思い浮かべる人も少なくないでしょう。ハイギア=巻きが重い。

 

これは紛れもない事実ですが、最近のシマノさんは某デモンストレーターの影響力が弱まってきたのか?ロングハンドル化が進んでいます。メタニウム MGLにも42mmハンドルが標準装備されています。

 

ダイワで言う85mmですね(84mmですけど)ロングハンドルによって巻き上げトルクがアップしていますので、ハイギアでも楽に巻けるようになっています。

 

ハイギアの巻き上げスピードを生かしてカバーを絡めるワームの釣り、バイブレーションのような遠投の釣りにマッチします。

 

エクストラハイギア8.5:1の使い所・用途

XGと言われる最もギア比の高いモデル。最大巻き上げ長91cmの圧倒的なスピードを生かしてヘビキャロの大遠投など遥か沖に投げて、ポイントを過ぎてもダメなら高速で回収するような釣りにオススメです。

 

ボートの場合はショートレンジでポンポン打っていくような釣り、フットボールジグなどに向いています。

 

あまり大衆向けではないと思うのですが、ハイギアの伝達能力の高さを活かして、巻き物の釣りに使うツワモノも・・・。

 

クランキングを含む全ての釣りをジリオンSV TWのXGモデルでやってしまう大森プロが有名ですね。

 

しかし、もやしっ子なので私はこのXGモデルを巻き物に使おうとは思えないです笑

 

XGモデルのみ巻きの重さを考慮して48mmの超ロングハンドルが装着されています。

 

より回収スピードを求める場合は42mmハンドルを部品注文して交換するという方法もあります。

 

メタニウム MGLのインプレ

 

私が購入したのはギア比8.5:1のXGモデル。使用用途が限られると言う理由で極端はハイギアモデルは好まないのですが、一台もXGを所有していないと言うことで購入しました。

 

ワームの釣りで使用しているハイギアのリールはSVライトやSS AIRなどベイトフィネス寄りのリールを除くとスティーズA TWが2台。

 

共にZPIのNRCスプールに交換して14〜16lbを60m巻いてテキサスリグ、フリーリグ、フットボールなどで使っています。

 

メタニウム MGLの選定理由

なぜダイワ派アングラーの私が今回メタニウムMGLを購入したのか?理由は以下の通りです。

 

①価格・・・スティーズA TWを購入した場合、純正スプールは使用しないのでSVスプールや社外スプールを購入することになります。

 

セミオーダーで最初からG1ジュラルミン製SVスプールを選択しても54000円弱。どっちにしろ高くついてしまうというところがネックでした。

 

その点メタニウム mglは店頭価格が30000円前後。スプールの評判もよくピッチングの際のスプールのレスポンスを重視するので遠心ブレーキという点も高評価。

 

いじらなくてもいいってところがいいですね笑

 

②ダイワのミドルクラスが合わなかった

 

ダイワの同価格帯にジリオンSV TWがありますよね。

 

以前は全てのギア比を購入しメインリールだったのですが、どうもしっくりこないというか手に馴染まないボディ形状でした。

 

あくまでも私の手の大きさにジリオンのサイズ感が合わないだけですので、ジリオンや同じ形状のタトゥーラSV TWを否定しているわけではありません。

 

ということでダイワのミドルクラスに選択肢がなかったということも選択した理由の一つ。

 

価格帯、ダイワのミドルクラスが合わないという理由でメタニウム MGLを選びました。

メタニウム MGLの使用感・使用用途

メタニウム MGL XGモデルをヘビキャロ、バックスライド系ノーシンカーで使用しています。

 

岬、張り出し、フラットにヘビキャロを遠投してボトムをズル引き。ポイントを過ぎたら高速回収。

 

バックスライド系ノーシンカーもライトカバーに入れて2、3回アクションして即回収という感じでテンポ良く撃っていけますね。

 

キャストフィールも素晴らしく、ヘビキャロの遠投、ノーシンカーのピッチング共に遠心ブレーキらしい最後の伸びを感じました。

 

今までの遠心ブレーキが苦手としていたフィールドコンディションへの適応力も高いです。例えば追い風で投げていたのを突然向かい風に向かって投げるとします。

 

追い風で投げていた時にベストなセッティングが出ていたとしたら、当然向かい風になるとブレーキ量がたりません。

 

そんな時でも外部ダイヤルを少し強くするだけでストレスフリーなキャストが可能でした。普段からダイワのリールを愛用している私としては外部ダイヤルだけで調整できるメリットは大きいですね。

 

後半の伸びが良くなったマグネットブレーキみたいな笑

SVスプール 🆚 NEWインフィニティー。どっちがストレスフリー?

驚くほどストレスなく快適な使用感のメタニウム MGL。

 

しかし、普段からダイワのSVスプールの快適さに慣れてしまっている私。

 

はたしてどちらがストレスフリーに扱えるのか?

 

メタニウム MGLも遠心ブレーキとは思えないぐらい快適なキャストが可能なのですが、ストレスフリーという点ではやはりSVスプールに軍配が上がります。

 

最近私の周りでもボーターはダイワ派が多いのですが、皆口を揃えたように「楽だから」という声が多いです。トラブルなく楽なキャストを求めるならばSVスプールですね。

 

後半の伸びや飛距離が必要ならばメタニウム MGLに軍配が上がります。

 

 

どちらも快適な使用感なので、より楽にキャストして釣りにだけ集中したい場合はダイワのSVスプール。

 

気持ちいいキャストフィールや圧倒的な飛距離を求めるならNEWインフィニティーでしょう。

NEW SVSインフィニティの注意点

最後に私が経験したNEWインフィニティーの注意点を記載します。

 

快適、快適と何度も何度も言っていますが、実は初日は全く快適ではありませんでした笑 どういうことかというとノーサミングだとバックラッシュが酷くて常に親指が頑張っている状態でした。

 

ブレーキをマックスに掛けてもその状態だったので帰宅後に【あること】をすると改善しましたのでシェアしますね。

 

メタニウム MGLでバックラッシュが多いという方の参考になれば幸いです。

 

 

サイドプレートの中心で光り輝く筒・・・ブレーキパイプというパーツなのですが、説明書にはここにオイルを塗るように記載されているはずです。

 

従来のSVSもそうだったはずなのですが、原因はここに塗ってあるオイルでした。

 

普段なら使用前に無駄なオイルは拭き取り、ベアリングの脱脂をしてから使うのですが、今回は時間がなく箱から出したままでした。

 

ブレーキシューが触れる部分なのでオイルが必要なのですが、塗りすぎるとブレーキ力不足になるのでさっと拭いて使うと本来の性能を発揮しますよ。

 

ここで絶対にやってはいけない事はパーツクリーナーなどを使用して完全に油分を取り除いてしまう事です。

 

ブレーキシューの変形や故障に繋がるのでさっと油分を拭き取る程度にしておきましょう。

 

知人のメタニウム は出荷段階のままでもストレスフリーだったので、オイルの量も個体差があるようなので、ブレーキ力不足で悩んでいる方がいらっしゃいましたらメーカーに出す前に確認してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

 

ダイワ派の私が久々にシマノのベイトリールを購入してみたのですが、最近のSVSの進化には驚きました。

 

マイクロモジュールギアはアンタレスで体験済みだったのですが、NEWマグナムライトスプール、NEWSV Sインフィニティの安定したキャスト性能、外部ダイヤルだけでフィールドの変化に対応できる手軽さを兼ね備えた、遠心ブレーキの弱点を克服したリールでした。

 

実売30000円前後でこの性能・・・。正直なところ今後買い足すならば巻き物や極端に軽いベイトフィネスの領域のルアー以外はメタニウム MGLでいいのでは?と思っています。

 

ロングノーズボディなのでダイワのリールのようにレベルワインダー周辺に人差し指を添える感じで包み込むようにパーミングするのは難しいかもしれませんが、ロッドにセットしても低くパーミングできるので違和感なく使えると思います。

 

メタニウム MGL、ダイワ派アングラーにもおすすめな一台です。

 

以上、ダイワ派の私が久々にシマノ伝統の【メタニウム 】の現行機種を使ってみた感想でした。

 

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