毎年秋になると必ずと言っていいほど聞く『秋は巻き物』というワード。
適水温になりバスが広範囲に散らばる傾向にあるので、散らばってしまったバスを効率よく拾って行くために巻き物が適しているというのが一般的な認識だと思います。
個人的に巻き物といえばクランクベイトなのですが、某雑誌の影響でクランク熱がヒートアップしているので、このタイミングでボクのオススメクランクベイトを紹介します。
秋にオススメのシャロークランク
秋にオススメのシャロークランクベイトを紹介します。各社から多くのクランクベイトが販売され、これほど多くのルアーが存在するジャンルはないのではないか?それがシャロークランクだと思います。
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オカッパリがバス釣り人口のほとんどを占める日本ではディープ、ミドルクランクのラインナップは無い、もしくは少なくてもシャロークランクは必ずと言っていいほどそのメーカーのラインナップに含まれています。
星の数ほど存在するシャロークランクですが、今回は【4つの名作シャロークランク】を紹介します。
0.S.P ブリッツ
全長 | 53mm |
重さ | 9g |
潜行深度 | スペック上は一応2m弱 |
フックサイズ | フロント、リア♯6 |
価格 | 1500円 |
一言で言うならば『無難なシャロークランク』とりあえず間違いないクランクです。このクランクの特徴はキビキビとしたハイピッチアクションです。
インジェクションモデルでは珍しいサーキットボードのリップとウエイトの位置が目視できるぐらい低重心化されてボディによって、ハイピッチなのにアクションは決して小さくないと言う相異する2つの要素を上手く組み合わせています。
安定して数が釣れる優等生的なシャロークランクですので1つは持っておきたいです。
デプス イヴォーク1.2
全長 | 55mm |
重さ | 11g |
潜行深度 | 1.2m |
フックサイズ | フロント♯6、リア♯4 |
価格 | 1600円 |
日本の標準的なシャロークランク。直進安定性に優れており、高速リトリーブでもバランスを崩さず巻ける超優秀な出来る子。
かなりハイピッチなクランクですが、アクションはタイトではなくウォブルが強めのアクション。
カバーにコンタクトした時もバランスの良さ、優れた直進安定性によって姿勢の復元が早く、姿勢(ヒラ打ちしにくい)を崩しにくいのでカバークランクでも活躍します。
55mmと小ぶりなボディサイズ、固定ウエイトですがグルグル回る事もなく安定したした飛距離と正確なキャストが可能です。
もっと早く巻きたい場合はリアフックの番手を落とすといいですよ。
ミブロ バレットヘッド
全長 | 55mm |
重さ | 9.8g |
潜行深度 | 1m未満 |
フックサイズ | フロント、リア♯6 |
価格 | 1800円 |
KTWハンドメイドクランクで有名な塚本謙太郎さんのインジェクションルアーブランド【ミブロ】のシャロー機ランク。優等生的なブリッツ、カバークランクから高速リトリーブまで安定してこなせるイヴォーク1.2よりも強い動きが特徴です。
KTWのハンドメイドクランクはサーキッドボードのリップが中心でしたが、バレットヘッドはやや大きめのABSの角を落としたコフィンリップを搭載することでカバーの抜けがよく、カバーの当りがが小さくなります。
それによってウィードエリアでもスタッグ率が低く、リップラップのようなハードボトムでもリップの削れが少なくなります。
アクションはミディアムリトリーブではハイピッチながらも強めのウォブル、高速リトリーブでは不規則な千鳥ぎみはフラつきが入ります。
不規則な千鳥アクションよりも安定した動きを重視する場合は、フックサイズを1番手大きくしましょう。
ラッキークラフト LC RTO1.5(RTO1.5DRS)
全長 | 60mm |
重さ | 12g |
潜行深度 | 1.2m |
フックサイズ | フロント、リア♯4 |
価格 |
クランクベイトの神様リック・クランがプロデュースしたもはや伝説と言っても過言ではない『THEスクエアビル』のクランクベイト。個人的に最も好きなシャロークランクです。リスペクト タカヒロ オオモリの頭文字を取って現在はRTOシリーズとして販売されています。
多くのラインナップがありますが、日本のフィールドにマッチし使いやすいのは基本となる1.5でしょう。2.0については神様リック・クラン、大森さんが一切関わっていないという噂もありますが・・・。B.A.S.S開幕戦の大森さんの優勝で再注目されましたが、その時はノンラトルのRTO1.5ではなく、ラトルインのRTO1.5DRSだったはずです。
アクションはややウォブルが強めのアクション。巻き抵抗もそこそこ強め。こちらもイヴォーク1.2と同じく直進安定性に優れており、高速リトリーブでも安定した泳ぎを見せます。
このルアーの注意点ですが、RTO1.5、RTO1.5DRS共に♯4のフックが搭載されています。全く使えないフックが付いているので必ず交換してください。
また、RTO1.5は同じサイズのフックでいいのですが、RTO1.5DRS(フロントのみ横アイ)をデフォルトの♯4のまま使うとフロントフックがリップに高確率で絡み、とても使い難いので1番手サイズ上げて♯3を使うといいです。フックを大きくしたら余計に絡まる様になるんじゃないかと思うかもしれませんが、フックが大きくなる事でリップからするっと抜ける様になる為リップへの絡みが激減します。
フロントのみ横アイという困ったセッティングなのですが、(ラトル?ウエイトの位置の関係で横アイにするしかなかったと聞いています)主流のセンターバランスのフックを使うと綺麗に収まらないのがネックです。
きっちりとフックを納めたい場合は、選択肢は少なくなりますがセンターバランスではないフックを選びましょう。
RTO1.5DRSには【がまかつUSAのトレブルラウンドベンド♯3】を使っています。あまり流通しているフックではないかもしれませんが、センターバランスではない現在では貴重なフックですので、OSPルアーのように横アイのルアーもこのフックに交換する事が多いです。
変にコーティングされていないので自分で研いで使える事もこのフックのメリットといえるでしょう。