ナマズとよく似た外見げで釣りあげた時にナマズと勘違いしてしまいそうな『ギギ』
ナマズの場合触れる人はなんら問題ないのですが、ギギの場合はトゲに毒があるので注意が必要です。
ボク自身前回の釣行で初めて見たのですが、ナマズが触れないので魚体に絶対に触れないように対処したので何も起こらず無事でした。
ナマズと微妙に違う・・・ギギって?
ギギ
出典:https://aqua.stardust31.com/namazu/gigi-ka/gigi.shtml
ギギは日本各地の淡水域に生息する極普通の淡水魚だったそうですが、現在は数が減りあまり見かける機会がない魚かもしれません。
ナマズ
出典:https://aqua.stardust31.com/namazu/namazu-ka/namazu.shtml
ナマズと同じく基本的には夜行性です。食性もナマズと同じく雑食性なので海老などの甲殻類、小魚などを捕食しています。日中な物陰に身を潜めている事が多いようですが、十分に釣れる可能性があります。
ギギはナマズ目ギギ科ギバチ属に分類されるマナズの仲間です。ナマズの仲間なので奴らの特徴である『ヒゲ』バッチリ生えてます。
ナマズとギギの違い
ギギはナマズと比較して全体的にほっそりしているのが特徴です。また、全体的に黒っぽいというか黒褐色で弱ってくると黄色く変色するのも特徴です。成魚で30cm程度まで成長するようです。ナマズほど大型にはならないようですね。(ギギってゴンズイに見えません?)
ギギとナマズの違いで最も分かりやすい特徴がヒゲの数でしょう。
ナマズの成魚が上下2対で4本なのですが、ギギは計8本のヒゲがあります。ヒゲはあまり目立たないので現地では分かりにくいかもしれません。
現地でナマズとギギを見分けるには背びれを確認しましょう。(ヒゲが確認できるならヒゲを数えた方が早いですけど・・・ボクみたいにナマズがだめなアングラーは悠長にヒゲがいっぽーん、にほーん・・・なんてやってられません)
マナズの背びれは退化していますが、ギギの背びれは発達しています。さらに厄介なことに背びれ、胸びれに『毒』まであるんです。
このような背びれが見えたら極力魚体に触れず、注意しながらフックを外しましょう。
現地で30cmぐらいのナマズのような黒褐色の魚が釣れた場合
- 成魚で約30cm
- 体色は黒褐色、黄褐色。弱ってくると黄色く体色が変化する。
- ナマズはヒゲが4本(幼魚は6本)だが、ギギはヒゲが8本。
- 背びれが発達している(背びれが立っている)
- 背びれと胸ビレにトゲがあり、毒性がある。
- 釣り上げた後『ギー、ギー』と鳴く事がある(ナマズらしき魚が鳴いたら、間違いなく『ギギ』です)
本当に「ギー』っと鳴くのでびっくりしますよ笑
ギギの毒に要注意!刺された時の対処方法
ギギの背びれ、胸ビレには毒があります。これに触れてしまうと痛いでは済まないので極力触れないように心がける事がベストです。
ボクがあると言っても命に関わるような毒ではないようですが、刺されたら激しい痛みが数時間〜数日の間続きます。
刺されてしまった時の対処法
もしもギギの背びれ、胸びれのトゲに刺されてしまった時の対処方法
- トゲが残ってしまっているかどうか確認しましょう。残っている場合はトゲをすぐに取り除き、患部から血を出して毒抜きをしましょう。
- 患部を綺麗な水で洗い流し、消毒をするのがベターですが、現地で消毒液を持っている人ってあまりいないと思うのですぐに病院に行きましょう。
現地で完全に毒が抜け切れていない可能性や感染症の危険もあるので早めに病院で診察を受ける事をお勧めします。
まとめ
一見ナマズのような外見の『ギギ』ですが、ナマズとの違いは背びれ、体色、ヒゲが8本。この3点を確認すれば見分けがつくと思います。
前回の釣行でギギを知らずに釣ってしまったのですが、ボクの場合はそもそもナマズが触れないので魚体に一切触れる事なくリリースしたので何事もなく済みました。命に関わるような強力な毒ではないようですが、数時間から数日激しい痛みが続くようなので絶対に刺されたくないですよね。
30cm程度のナマズのような魚が釣れた場合は要注意です!