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フロロカーボンラインの特徴まとめ!気になる巻き替え頻度は?

投稿日:2018年7月29日 更新日:

以前のブログに書いていた内容の書き直しです。

 

フロロカーボンラインといえば原材料から作っている呉羽。

 

この考え方は10年間変わっていないのですが、線径、強度、ランク分けてされたバリエーション、クレハの自社開発のアドバンテージは他社を圧倒していると思います。(地元企業のラインメーカーがあるので応援したいところですが)

 

前振りはあまり関係ないかもしれませんが、フロロカーボンラインの特徴、気をつけるべき点などを書いていきます

 

 

フロロカーボンラインってどんなライン?

フロロカーボンラインは、ポリフッ素ビニリデンというフッ素系樹脂というものです。

 

その特徴としては、ナイロンに比べて伸張率が低く、比重が高く水に馴染みやすい。紫外線による劣化も少なく、光の屈折程率が低いなどという事がメリットとして挙げられます。

 

低吸水性、紫外線劣化し難いという点もコスパを考えるとメリットですよね。

 

今回はそんなフロロカーボンについてまとめてみます。

 

また、今だに多い号数詐欺についても記載しますのでラインを選ぶ時に注目していただけると幸いです。

原料から開発・生産しているのはクレハだけ

国産ラインメーカーといえば色々ありますが、多くのメーカーはクレハのようにプラスチック原料から生産を行いラインを製造しているわけではありません。

 

国内で原材料から製品までの開発、製造の過程を一貫して行っているメーカーはクレハだけです。

 

この原材料を生産している企業も世界でもごくわずかな化学会社のみなのです。

 

原料から開発しているという事はライン毎に、そのラインに求める方向性を素材の段階から調整することができます。

 

実際のところ有名メーカーのラインがクレハのOEMだったなんて話もありますよね。

 

ほとんどのフロロカーボンはOEM

フロロカーボンを製造している元メーカーという話でいく(原材料からということを除外する)と、東レ、ユニチカなど繊維産業の大手が製造を担っていることになります。

 

まあ、化学工業製品なので釣り具メーカーが自社で生産しているわけがないですよね。

 

別にOEMが悪いとかそういう話ではなく、あくまでも製造元にアドバンテージがありますよねっていう話です

 

私自身もどこかのOEMのラインを使っていますが、そのメーカーのテスターさんからのフィードバック、メーカーの独自の味付けなど専門メーカーのメリットもあるはずです。

 

 

ラインの線径に注意

ラインを選ぶ時は線径に注意してください。これがどういうことかというと俗にいう号数詐欺ってやつです。

 

ライトゲームでまだエステルラインが登場する前は今のような積極的に掛けにいく釣りをする場合PEライン派と極細フロロ派に別れていたように思います。

 

私はPEで軽量ジグヘッドを使った時の感度の悪さ、操作性の悪さ、ノットの煩わしさが嫌で1lbのフロロカーボンを好んで使っていました。

 

当時とパッケージは変わりましたが、シーガーフロロリミテッド。このライン一択でした。

 

どうしてフロロリミテッド一択だったのか?それは、ラインの線径の問題です。

 

フロロリミテッド1lbの線径が0.090mmで0.3号となります。

 

もっと探せばあったのかもしれませんが、概ね他社のラインは0.090mmよりも太く0.1mmより太いラインばかりでした。

 

最近のライトゲーム用フロロ・エステルの0.3号といえば0.090mmが多いように感じます。

 

0.3号=約1lb前後で0.090mmよりも太い場合はなんの為にライトラインを使っているのか考え直した方がいいのではないかと思います。

 

top50のスモール戦でもバスプロが超ライトラインを巧みに使ってますが、誰とは言いませんが、そのラインの○lbって他社の○lbと同じ太さじゃん・・・。

 

といったようにプロの使ってるラインを見るだけで雑誌の特集記事をより一層楽しめるようになります笑

 

本当にそのスポンサーのラインを巻いているかどうかは本人にしかわかりませんが。

悲報:シューター FCスナイパーシリーズが太い件

何年か前にモデルチェンジしシューターブランドで統一されたFCスナイパー。

 

参考までに↓

 

クレハ フロロリミテッド12lb / dia.mm 0.285mm

サンライン FCスナイパー12lb / dia.mm 0.310mm

 

モデルチェンジ前は同じ0.285mmだったと記憶しているのですが、モデルチェンジして太くなってしまいました。ちなみに0.310mmといえばフロロミリテッドの14lbと同じ太さです。

 

サンラインの営業さんの話だと強度的には13lbぐらいあると言われたような気もしますが、フロロリミテッド12lbの最大強度は14lbです。

 

今回はFCスナイパーを例に出しましたが、以前と違うメーカーのラインを巻いてみたらラインの糸巻き量が合わない・・・そんなことありませんか?

 

そんな時はラインのボビンに表示してある線径を確認してみるといいでしょう。

 

私はライトラインの号数詐欺の経験から新たにラインを買う時は、必ず線径を確認してから買うようにしています。

 

それでも使いたいFCスナイパーAZAYAKA

太くなってしまったFCスナイパー。FCスナイパーは使わないので別にどうでもいいのですが、そんな私でも心惹かれてしまうFCスナイパーAZAYAKA。

 

一度ワームの釣りに使ってしまうと透明のラインには戻れなくなってしましました。

 

そんなAZAYAKAを使用する場合は1番手落として使用するようにしています。

 

営業さんが言われた通り、安全マージンが取ってあるのか12lb表記でも12lb以上の強度があるように感じます。

 

 

今まで14lbを使っていたところをAZAYAKAの場合は12lbといった具合に1番手落としてやると今までの感覚で使えますよ。

 

ちょっと話が変わりましたがAZAYAKAおすすめです。

 

 

フロロラインの巻き替え頻度は?

モノフィラメントラインは紫外線の影響や吸水に影響で劣化が進んでいきます。

 

ナイロンラインと比較すると紫外線、吸水劣化の影響は少ないようですが、ラインが水の中に入っているだけでラインの性能は低下しているということを意識しないといけません。

 

ボート釣行のように何本もタックルを用意している場合はそこまでシビアにならなくても大丈夫かもしれませんが、オカッパリで1タックルの場合はラインが受けるダメージは深刻です。

 

特にフロロでななくナイロンラインをメインに使っている人は注意が必要です。

 

ナイロンの場合はコーティングによって違うと思いますが、場合によっては1回の使用で10%も強度が低下してしまうこともあるようです。

 

コストは掛かりますが定期的に新しいラインに交換することが重要です。

 

ラインブレイクで大事なルアーを失くたくないし、ラインブレイクなんて嫌ですよね。

 

コストの問題は100m巻きを買うのではなく、初期費用は掛かりますが、600m巻きのような大容量な商品を使うことで結果的に安く抑えることができます。

 

 

毎回巻き替える必要はないかもしれませんが、朝から晩まで釣りをした場合、2回に1回のペースでラインを裏返すことをお勧めします。

 

 

その際に便利なのが高速リサイクラーです。ラインの空ボビンを使うことで簡単にラインを裏返すことができますよ。

 

ボクのフロロラインの巻き替え頻度ですが、毎週釣りに行く場合は月に1度程度。

 

クランキングなど1日中巻き続けた時は、たとえ1日の使用であっても裏返して使うようにしています。

 

あくまでも大体これぐらいの頻度っていうことで、ラインが白く濁ってきたら裏返す。

 

裏返したラインも白く濁ったら巻き替えるというサイクルで大体月に一度の巻き替え頻度となっています。

 

 

 

 

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